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「………ともかく、不死身なのさ」
「わ、わかりっ、まし、たっ………!////」
ぜーぜーと肩で息をする励那
「ちなみに、この船の中にいる兎は、基本的に不死だよ?」
「「「「「「「「へ?」」」」」」」」
「Zzz」
8人に一斉に返事されると、さすがにびくってなるなぁ………
というか儚、起きろ
「そのままの意味さっ」
「ど………どーゆー事だ………?」
そのままだってば
「老けない」
「なんで!」
「神様だから」
「………っ」
なんと簡潔な答えだろう
「神流、最初に言ってたじゃん、不老不死の力を国民に分けてください、って」
「………まさか、それが………」
「いや、不老不死………、っていうか、お前らは10~30で成長が止めれるだけで、死にはするよ?」
「………どーいう………」
「病死、老死しないってだけ、つまり、切った刺したが無ければ不死身」
「………今、私もか?」
「よかったね癒治、老けないよ」
「………いつの間に………」
「俺が寝てる間、ついでに言うと、月がミヅキに移る間」
「………えー………」
「で、問題はこっからだ」
「?」
「不老、ってだけで、お前らは首撥ねりゃ死ぬんだよね」
「………そう、らしいな」
「でも、首を撥ねられても元通り、つまり、俺と同じ不老不死身になるという選択肢が存在します」
「………それって」
「俺は神様、で、その選択肢を選んだヤツは女神………って事になるね」
「女神………」
「で、その選択肢には、人数制限があります」
「人数………制限?」
「九人!」
「「「「「「「「!」」」」」」」」
「Zzz」
「………意味、わかるだろう?」
「直兎………!」
「俺を合わして10人、十と兎で、どっちも『と』って読めるなー、ってだけだよ、理由は」
くだらねー………
「シュウさん、女神って事は、つまり………」
「うむ、俺と一緒で、銀河が滅びるまで生き、銀河が滅びたら次の銀河へ、銀河を入れている宇宙が滅んだら次の宇宙へ、終わりの存在しない無限の旅行へご招待だ」
「………っ」
「怖かろう怖かろう………別に、俺は一人でいいよ、今までもそうだった」
「わ、私は、シュウさんと一緒にいますよ………!////」
「励那………」
………うれしいなあ
「わ、私も………!////」
「神流………うん、ありがとう」
「私も、ですよ………?////」
「神那も………?お前ら、ホントにいいのか………?」
「「「当然ですっ!////」」」
「………~っ!////」
………やべぇ、愛されてるなぁ
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