十二夜

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「………っ////」 「大丈夫か?励那」 「暑い、です………////」 寝込んだ。 まぁ、その………性的関係というヤツに、なってしまいまして……… 「神様グループの仲間入りだからな………膨大な力がいきなり体内に入ってきたんだ。風邪みたいなもんだと思って頑張れ」 「は、はいっ………!////」 神様にとっての性行為は、簡単に言うと同族量産。 産めや増やせやは出来ないが、代わりに産むのは神威を持った女性。 まぁ、神威を宿すにしても、いろいろと条件があるワケだが………まぁ、一番の大前提は、愛し合っている事。その条件を満たしているから、まぁ今回はその話はほっといて。 神威を宿すとどうなるか。 宿した女性を、仮に天使と呼ぼう。 その天使は、無限に湧き出る神の力の一片、まぁ『無限の一つ下』程度に力が出せるワケで。 その力を身に宿した励那は、そのインフレ起こしてる力に耐えきれず、発熱。 まぁ、簡単に言うと知恵熱。 そーゆー事。 ちなみに言うと、この発熱してる間、微妙に外に流れていく神威。 これが、神の『無限』と天使の『無限の一つ下』の違いになったりする。 『無限』を持つのは俺とミウとヒナだけ。 ちなみに、ユニは内部構造がほぼ無限だった為、『無限の一つ下』の『一つ下』の部分が、普通より小さい。 つまり、純粋な神威の量は シュウ=ミウ=ヒナ>ユニ>他 となるワケだ。 が、他人に力を与える事が出来るのは、俺だけ。 つまり シュウ≧ヒナ=ミウ>ユニ>他 となるワケだ。 で、『他』の部分に入るのは、今苦しんでいる励那。 他、これから増えるであろう多数。 それは、天使。 そして、他人に能力は与えられないが、俺と同等なだけの力を持つ、ミウとヒナ。 これは、女神と呼ぶ。 天使と女神の間に居るユニは、どうとらえたものか……… 「けほっ////」 「あぁ………励那、大丈夫か?水飲むか?」 「ゔ………はい、おねがいします………////」 「ん」 けどまぁ今は、励那の看病。 「………私、シュウさんと………////」 しちゃったワケよ。 「っ………ん、むぅ………なんか、恥ずかしいな………w」 「はい………でも、その気恥ずかしさも………この、体のツラさも、今は全て、とても愛しくて………とても、嬉しいですっ………♪////」 「………うん」 ベッドに眠る汗だくの励那と、ただただ手を繋いでいた………とさ。
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