十二夜

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「いいんだよ………嫉妬もさ、『愛』あってこその物なんだ。汚くなんかないんだぞ………?」 「………っ………////」 「独占欲………は、申し訳ないが、あんまり満たしてやる事は出来ない………いろんな女の子にちょっかいかけてるからなw俺」 で、ことごとく口説き落とす。 「でも、嫉妬はしてもいいんだよ………好きなだけヤキモチ妬いてくれ。好きなだけ拗ねてくれ。好きなだけ、寂しがってくれ………俺は、その度に、全力でお前を愛してやるから………な?」 「っ………シュウさぁん………!////」 「………っ////」 うっわ………超可愛いんだけどコイツ……… 普段大人っぽく振る舞っている所為か、年相応の反応がとても可愛いらしい。 「………お前は、我慢しすぎなんだ………もっと甘えろ。俺達の関係は何だ?」 「………主従関係………って言ったら、シュウさんは、怒りますよね………////」 「うん………なんだ、わかってんじゃないかwお前、ちゃんと、俺の事わかってるんだから………俺が、どれだけお前の事愛してるか。大切にしてるか………わかるだろ?」 「………は、ぃ………////」 抱き締められた腕の中で、もじもじと身動ぎする神流。 あぁもう、可愛いなぁ。 「………神流。ちょっと左手貸せ」 「? ////」 おずおずと出される左手に、ひとつの指輪を。 「ユニと同じの。賢者の石の指輪………まぁ、結婚指輪………プロポーズだとでも思っててくれ」 「っ………そんな………!////」 「励那にも、まだ渡してないんだ………自慢していいぞ?」 「ゎ、私!そんなつもりじゃなくて………!////」 「勿論。お前に情けを掛けたとか、そんなんじゃない。ただ、好きな人に、ずっと一緒に居てください。ってお願いしてるだけ」 「………わた、私………!////」 「あーもう………顔、涙でぐしゃぐしゃ………だらしないなぁ………」 言いながら、神流の涙を舐め取る。 「ん。甘露甘露」 へんたいだー。 「シュウさん………私………////」 「うん………何だ?」 「私、シュウさんと居たい………私、シュウさんと、ずっと、ずっと、一緒にっ………!////」 「………お前の、意思なんだな………?永遠は、それ故に、辛い事もある………だから、俺は誰かに向かって「天使になれ」だなんて言えない………だから、お前が選べ。お前が決めろ」 「………私………私っ………!////」 「いますよー」 ユニさん不憫!
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