十二夜

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「ただ純粋な気持ちほど、心に響く物はないんだ………」 「………うん」 「………もう、天にも昇る気分だとも。あれだけ良い女。そうそう居ねぇよ………そんな奴らに、これだけ愛されるとなw」 「………うん。そうだね………♪」 「頑張るぞー!って気にさせられるよ、まったく………無気力&クール&ドライが俺のアイデンティティーじゃなかったのか?」 「………シュールも付けよう」 カオスも入れよう。 「その喧嘩買った」 「非売品でーす」 「うぬぅ………」 「買いたきゃ、店員の好感度を上げるしか無いねっ♪」 「………更に?」 「愛に終わりは無いんだよ?私達みたいな長生きだと、なおさら」 「………まぁ、な」 撫で。 「………好き………どれだけ経っても、何が起きても、私だけは、ずっと………」 倒れ込むように、胸の中へ収まるユニ。 「………図に乗るな。お前だけじゃない、励那だって、神流だってそうだ。そして何よりも………」 「………ミウとヒナには、敵わないかもなぁ………」 「敵う敵わないって問題じゃねぇよ。お前がアイツらに負けてると思うのは、ただ、アイツらの方が俺との付き合いが永いから、アイツらの方が俺の事理解してるってだけ」 「………うん」 「………理解と、愛は別だ。相手の事を全て知る事が、愛情なのか?」 「………違ぅ………」 「だろう?俺の事、何も知らなくても、俺の事愛する事は出来る」 「………」 「だから、お前も、励那も神流も………アイツらに負けないくらい、俺の事愛せてるよ」 「………そっかぁ………////」 「………うん」 結局の所。ユニは甘えん坊。 「~♪////」 すぐに、こうやって抱きついて、甘えてくる。 「………」 かわいい。というか、愛しい、というか。 「結局、いつまで経ってもメロメロなんだよな、俺達は、互いに………」 「うんっ♪////」 ………あぁもう、かわいいなぁ。 「…あー………ダメだ、顔が、顔が勝手にニヤつく………っw////」 「あはは………も、ダメだぁ………私達………好きすぎるよ。相変わらず………////」 「バカップルも、ここまで来ると………なんか、なw////」 「あはは………////」 ………あー、恥ずかしい。
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