十二夜

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神流が寝込んでしまった結果。 「姉としては、どんな心境だ?」 神那とマンツーマンで修行出来るようになった。 「それを、シュウ様が私に聞きますか………」 まぁ、すげぇ皮肉だわなぁ。 「実際、神流が復活したら、だいぶ強くなってるハズだぞ?お前を越える程では無いにしろ」 「………神威、ですか?」 「うむ」 「なんでもアリですねぇ………」 「神様だからな。浮気意外は何でも出来る」 あと数学も出来ない。 「………まぁ、シュウ様に、ただ一人の相手を愛するなんて事、出来なさそうですしね………皆公認なら、浮気にもなりませんし」 「………何が言いたい」 「………皆の事を幸せに出来るって………凄い事だと、思います………」 「………」 ………してるか? 「緋沙もそうですけど………誰にでも好かれるって、本当に凄い事だと思うんです。私………」 「………緋沙はそりゃあ、あれだけ可愛いとなぁ………」 保護対象にもなろうよ。 「………シュウ様は?」 「………まぁ、基本的に、世界にとって俺は悪だぞ?世界滅亡因子なワケだし。俺」 「またそんな事言って………」 「事実だっつの」 「………それでも、私………いえ、私達にとっては、シュウ様が全てです………」 「………趣味、悪いんだな………」 真顔で 「あぁもう!またそーやって雰囲気をぶち壊す!」 そりゃ神那さんも怒るってもんだ。 「いや、だって………ロクな男じゃねぇぞ?俺」 「………自分で言いますか………?」 「神様嘘吐かない」 「………」 「………」 「「………」」 沈黙。 「すまん嘘d「知ってます」ですよね」 「………まぁ、嘘とわかる嘘しか吐かないあたり、人より正直なんでしょうが………」 嘘のクオリティが低いと申すか。 「………」 それはそれで悔しいゴッド。 「………俺、お前の事、キライ」 「………嘘とわかってても、そーゆーのは不安になるので、やめてくださいよぉ………」 「………言ってる方だってダメージ喰らうんじゃー!もう!バカ!バカ神那!バ神那!大好き!////」 抱きっ。 「う、うぅぅ………?////」 「そして二人はめくるめく愛の踊り(性的な意味で)を踊ったりしちゃったりで、まぁ、アレだ、アレ!姉妹丼!」 「し、しま………?////」 知ってるワケねーわな、そりゃ。 「さんのーがー」 「ん?」 「はいっ」 「ぶべら」 どこからか出てきたユニに全力の右ストレートをお見舞いされた。
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