十二夜

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「ゴメンねー神那、またコイツバカな事言って」 「え?………ぁ、うん………」 そもそも言葉の意味を理解してないワケだが。 「だ、大丈夫ですか………?」 ユニの後ろから出てくる緋沙。 「おぉ。どうした?緋沙」 即抱きしめる。 「いえ、あの………////」 「ん?」 「緋沙ちゃんが直兎になるなら、名前改名しなきゃ、って話になってね。ほら、直兎って名前の最後が『な』じゃん?」 「………あー」 あったねそんな設定。 「だから、緋沙も、直兎になるなら名前の最後が『な』じゃなきゃなー………って」 「ひさ………ひ………………………ヒナ?」 「「「「………」」」」 空気が固まった。 いや、まさか………なぁ? 「「「「 」」」」 沈黙。 「………あっ!あのっ!////」 おぉ、緋沙が沈黙を破るか。 「ど、どうした?緋沙………」 「ひ………緋沙を残したまま、その後に『な』を付ければいいのでは………?////」 お 「………ひさな?」 「漢字どうなんだろう………?」 「志那」 「御意」 漢字辞典を持って現れ、渡して消える。 居るんです。仕事してるんです。ただあまり表舞台に立つ人じゃないだけなんです。 「んー………緋沙は残して………無難に那とか奈かな?ひらがなの『な』の草書体と変体仮名ですし、これなら意味としてもおかしい所は無い………というか、この二つの漢字ならば『意味』が無い。元の名前を損なう事も無いんじゃないですか?」 Google調べ。 「………無難すぎねぇ?」 神様いまひとつ面白さを感じない。 「緋沙ちゃんの名前をどーしたいんだお前は」 「………どうされたい?」 「え?」 「「本人に聞くの!?」」 「………ふ………普通が一番………かなー………なんて………」 「ん、わかった。そして決定した」 「「「早っ!?」」」 「発表は………どうせ着任式か何かやるだろう?その時までのお楽しみ、って事で」 当選者の発表は賞品の発送を以てお知らせします。みたいなノリ。 どんなノリだ。 「志那」 「御意」 漢字辞典返還。 「でも………ひさな、って、微妙に呼びにくいから、略称として緋沙って呼び続けると思うの。俺」 実際初めて緋沙と出会った時はものっそいペースで名称が略されていったしな。
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