十二夜

20/20
前へ
/991ページ
次へ
「………まぁ………大丈夫。大丈夫さ。うん………うん」 「うぅぅ………////」 「神流………別に、神流本人の話じゃないんだから………」 「そうだぞ?お前は何も恥ずかしい事してない。………が、お前が恥ずかしがってる姿は可愛いので、好きなだけ恥ずかしがりなさい。恥ずかしがれ」 超素直。 「………ふぅー………」 あ!深呼吸しやがったコイツ! 「………よし、落ち着きました」 なんて勿体無い! 「………お前、俺の事嫌いなのか………?」 「………いつも通りの、シュウさんの冗談なんでしょうが………私と励那にそれを言うのは、どうかと………」 非☆処☆女 「………このうえなく………」 「愛して………ます、よ………?」 「………ゔー………」 「「な゙」」 寝ている二人に思い切り抱きつく。 「あ、あの………?」 「シュウ、さん………?」 「………//」 「「!?」」 耳 赤い。 ((こ、これは………)) 「あの、シュウさん………」 「もしかして………」 「「………照れてます?」」 「っ!////」 ぐわし。 「「はに゙ゃあぁあぁ!?////」」 乳わしづかみ。 「………照・れ・て………ないわぁああああ!////」 「「きゃぁああああああ!?////」」 照れ隠しに、思い切り抱きしめる。 あ、照れ隠しって言っちゃったよ。 「………えっと………逆にそれはフリなんでしょうが………すいません。覚えてます」 「「セー………っフ………!」」 でかした神那! 「えっと………じ、上達したな!うん!」 「う、うんうん!急成長!」 「………えぇ、だいたいわかりますよ。お二人が微妙にぎこちない理由も」 「「ゔっ!」」 いやまぁ、ネタキャラ化は回避されたんだし……… では、何故にぎこちないか、というとだな。 「………」 この神那。 「「………」」 ものっっそい。 「………お風呂、入ってきます」 ………酒くさい。 葡萄酒な。白ワイン。 「………付き合おう」 「………お酒くさいですよ?」 「………」 「何故目を逸らしましたか。そして今何を後ろに隠しましたか」 「………あはは」 ワイン瓶。 「私のですか。私が入ったワインなんですか。ソレ」 「………」 「ッふ!」 上達した神那。 その腕前を、神様からワイン瓶を取る為に使ってみた。
/991ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7221人が本棚に入れています
本棚に追加