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ソレに罪悪感を感じるから、俺はお前らを巻き込みたくなかったんだけど。でも、こんな言われ方したら………
「………ありがとな。緋沙」
「ぃ、いえ………////」
………そういえば、目の開いた緋沙にも、大分慣れてきた。
緋沙は、皆の事を見ては「美人だなぁ………」と言って、その度に皆に気に入られている。
素でやってんだから恐ろしいよなぁ………
まぁ、緋沙も同じくらい美人なんだけどもさ。
いや、嫁補正では無く。
というか、未だ月に来てから、美人以外見た事が無い。
まず、神流と励那がミウとヒナと似て、びっくりするくらいの美人さん。
遠回しにミウとヒナが美人と言っているのだけど。まぁ女神だし、美しくないワケが無い。
で、ユニは、ヒナとミウを足したような顔をしてる。
そのユニの子という事は、やっぱり、美人ばかりなのだろう。
「………んふ」
「ぅ………?////」
改めて、美人に。しかも、揃って俺の事が大好きな美人達に、囲まれてるという事を喜ぶ。
「んっふっふっふー♪」
若干気持ち悪い。
「出来ましたよぉー」
「ん」
久しぶりに、励那のご飯!
「いやぁ………やっぱコレよねー………美味し」
「照れますねぇ………」
天使になっても、励那のご飯は美味しいまま。
むしろ更に美味しくなったと言えよう。
「新しい身体はどうだ?」
「いやぁ、健康も健康。体調良すぎて、自分でもびっくりですw」
「さよかw」
笑顔は伝染すると言うが、今まさにソレ。
美味しいご飯にめでたい出来事とくりゃ、笑顔にならないワケが無い。
「耳無くなったけど………意外と、皆違和感なく接してくれて、なんか、安心しました………」
「ま、俺やユニが居たしな。ウサミミ無くても、大して違和感感じなくなったんだろう」
「あー」
「神威の使い方、わかるか?」
「………ぁー………元々魔術や魔導はあまり得意ではなかったので、あまり………」
「まぁ、非戦闘員だしな、お前………ぼちぼち学べばいいさ。とりあえず神威使えたら、大抵の事は出来るから………ちょっとずつ、練習していこうな?」
「はいっ♪」
「………あぁ、そういえば、これをお前に渡さなきゃな」
どこからか取り出したのは。
「? これって………」
指輪。
「………えっ………と………」
「………左の薬指な」
「………そ、それってやっぱり………!////」
「………まぁ………うん」
そーゆーイミ。
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