十三夜

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「いくら励那や神流のおかげで神威が使えるからと言っても、湯水のように使えるワケでは無いんですよー」 「「「「………」」」」 ユニと励那と神那と癒治。 「だけども、俺強いじゃん?その俺が使えなくなるのは、戦力的にマズイ」 「………まぁ………うん………」 「………で、だ。神那ー?」 「にゃ?」 「魔力と神威はよく似てる」 「………はぁ」 「で、俺は限られた量しか神威を使えない………まぁ、それでも世界から見たら十分莫大な力なんだけけど………それじゃなんだか物足りない」 「………」 「なんだその呆れた顔は」 「なんでもないですよぅ」 ………コイツ………! 「………まぁいいや、少ししか使えない神威や魔力を、もっと強大な物にする為には、どうすればいいか………はい励那答えて」 「ぇ、ぇー………っと………神威にそれが通用するかはわかりませんが、魔力の場合は、増幅機を使う………とか?神那の機体みたいに」 「はい正解~♪」 「………ゎーぃ」 「………PDドックに来てる時点で………」 確実にロボフラグという。 「でも、私の機体はひとつしかありませんよ?唯一存在した、PDサイズのオーパーツですし………」 「そのオーパーツを作ったのはだーれだ」 「………あ」 わたしです。 「オーパーツは、もうオーパーツでは無くなる。………読んで字の如く。月の技術は、神の技術になるワケだ」 「わ………私の機体みたいなのが、皆に………!?」 「あ、それはヤダ。俺の分や、あとは………神流の分は組むけど、それ以外の兎の為に作る気はナッシン」 「な゙っ………!?」 無理とかではなく、ヤダときた。 「神以外の大きな力は、いずれその力の持ち主を殺すよ。………まぁ、神流は神の仲間入りを果たしたから良いが」 神の場合は、単純な世界………無数に存在する、平行世界。宇宙を破壊する。 それどころか、そのイデオロギーすら無に帰せかねん。 「………ゎ、私は、どうなるんですか………?」 「お前は既に使いこなせてるし、今の機体の強化をしてやろう」 「そ、そうじゃなくて!いつか力の持ち主を殺すって………それじゃあ、私は………!?」 「………ん、あー………そっか、言わなきゃわかんないのか………」 「………?」 「………いずれ、お前だって神の仲間入りを果たすだろう?」 「………え………それって………」 「………愛してるぜ?べいびー」 かっこわるぅい。 「………っ!////」
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