二夜

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「………わ、私ご飯作ってきまっす!////」 「あ、逃げた」 「~ッ!?////」 神流と二人っきりに (たしか………誰かしら、俺のそばに居なきゃいけないんだよな?) そうだね 「//////」 離れたくても離れられない神流 「………」 こつん 「ッ!?////」 なんとなくおデコを当てる 「あ………うぅっ………!////」 いっぱいいっぱいな神流 「………かわい」 ぼそっと呟いた が、それが間違いだった 「はふんっ………////」 「うおあ!?」 堕ちた 「な………ちょ………えぇ!?」 「わ、わたわた………わ………わtうぅぅっ!////」 「え?………ちょ………」 か………かわいい………っ……… 小さな尻尾が動いているのか、ピッチリとしたスカートがもぞもぞと 「だ………ダメなんです………私、そーゆーの………!////」 顔を隠しながら必死に、絞り出すように言う 「………えー………」 つまり? (………純情、と) それも、かなりの (………) 見たかんじ、クールなお姉さんなのに……… (完ッッッ璧に、好きな人と帰ってからベッドの上で枕に顔をうずめてジタバタしてるちょっと田舎の女子高生だ………) 例えが細かい (ともあれ、これは落ち着くのに時間がかかりそうだ………) しばしご歓談を………って、相手神流しかいねーじゃん! (………励那ー?) こんな時の為のネックレス 一方励那は 「よ、よし………調理始m(励那ー?)うわひゃあっ!?////」 どたばたがしゃーん 「あぁっ!料理長が派手にコケたわ!」 「派手にコケたわね!」 「さすが直兎のお一人!派手にコケるお姿も優雅だわ!」 ………そもそも、励那優雅か? どっちかというと気のいいアネゴ (な………なんスか………?) 顔は見えなくとも真っ赤な励那 (うんにゃ、暇で暇で) (わ、私今から晩ご飯作るんですけど………) (ありゃ) (晩ご飯の後は、直兎が集合するんで………シュウさんも準備とかした方が………) 準備ってなんの準備だよ でもまあ仕事の邪魔しちゃ悪いので (ん………わかった、ごめん、邪魔して) (い、いえ………)
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