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「ま、いいや。続きやろ。続き」
「あ、そだね。秘薬渡すよ」
「お願ーい」
「んじゃこっちの隅っこで………」
「あ、ブレス」
「え」
「あ」
「「………あー………」」
「お前ら重い!」
「「「「なんですとー」」」」
右腕でヒナを抱え、左腕で他四人。
「自分で飛べよ!」
「「「「イヤ」で~す♪」」」
「あぁもぉおおお!」
………言えない。
文句言ってても、
………俺、今、すげぇニヤついてる。
だって、
だって、
コイツら、さ。
俺の事………
恥ずかしいくらい、大好きなんだもん。
だから、なんて言えばいいんだろう。
………ぶっちゃけ。
………萌えた。
いや、萌えとか言っていい場面じゃないのはわかってる。
わかってる、けど、
萌えた。
超、萌えた。
「………っ………!////」
だから、なんか。
訳もなく、
涙が、出た。
月と 兎と アッパーカット
第一部
完
いや、言ってみたかっただけだから、普通に次のページ行くけどさ。
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