抱えた命と、溢れていった命と

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抱えた命と、溢れていった命と

「在るがまま成すがまま ただただ命の灯るるは 消えぬる炎の輪廻流転を描くかのように 灯るか消えるか選ぶのは、選べるのは 輪廻か時か運命か 「まぁ、人でないのは確かだな」 そう呟いた、その全てを得ている彼は、誰よりも人を愛していた彼女の喉元に 剣先を突き立てる 突き立てられた彼女は、それでも笑い、歌うように言った 嗚呼 どうやら 誰よりも人間を愛していた彼女は、人間よりも何よりも 神様を、愛していたようだ」
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