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「はい!これで一先ず大丈夫ですね!」
楽しい時間はそう長くは続かない・・・終わらない祭りは無いとはよく言ったものだ。
「ええ、ありがとう御座います。」
先生が調子を確かめるように腕を回している。
「所でその破れた服・・・もし良ければ私に治させてくれませんか?」
「いやいや、そこまでさせる訳には、この位自分で治せますしね。
こう見えて結構とくいなんですよ。」
と、胸を張って得意げに言う先生はとてもかわいらしかった。
「でも私のせいで「自分のせいだなんて思わないで下さい・・・なんか助けた僕が憂鬱なりますよ。」
先生は苦笑いをしながらまた私の頭を撫でる。
「あ!ご・・ごめんなさい」
なんかこの人の前だとどんどん自分が弱くなってる気がする。
「ほらほら、そう俯かない!
カワイイ顔が台無しですよ!」
「か!カワイイ!?私が!?」
つい声に出してしまった・・・
だって・・変なこと言うんだもん・・・
「ええ、カワイイと思いますけどね~フフフ」
凄く面白そうなものを見るように笑う先生・・・絶対遊んでるな・・・
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