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「へ~もう部活始まってるんだ」
昇降口をでると各部活の方々達がそれぞれ汗を流している。
この学校は部活にも力を入れているため、大体どの部活も目立った成績を残している。
野球部にいたっては毎年甲子園に行くほどレベルが高い。
「そういえば佳織は何か部活やるの?」
「う~ん、特に考えてないよ。
美尋は?」
「私はやらないよ、断固帰宅部!」
特にやりたい部活もないしね・・
「一緒チアとかやる?
美尋のチア姿・・・ハァ、、ハァ、、も、萌え~」
「丁重にお断りします。」
そんな他愛も無い話をしてた時だった。ふと横を向いた先には一際大きい桜の木。
丁度中庭の真ん中にあるその木は多分今まで見た中で一番大きい、
暫く見とれていると、木の枝の方に白い小さな影が見えた。
よく目を凝らしてみると、一匹の猫が木の枝の上で震えていた。
「え!?美尋!!」
私は居てもたっても居られず、中庭の方へ走った。
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