第二章 幼馴染のアイツ・・・

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「へ~もう部活始まってるんだ」 昇降口をでると各部活の方々達がそれぞれ汗を流している。 この学校は部活にも力を入れているため、大体どの部活も目立った成績を残している。 野球部にいたっては毎年甲子園に行くほどレベルが高い。 「そういえば佳織は何か部活やるの?」 「う~ん、特に考えてないよ。 美尋は?」 「私はやらないよ、断固帰宅部!」 特にやりたい部活もないしね・・ 「一緒チアとかやる? 美尋のチア姿・・・ハァ、、ハァ、、も、萌え~」 「丁重にお断りします。」 そんな他愛も無い話をしてた時だった。ふと横を向いた先には一際大きい桜の木。 丁度中庭の真ん中にあるその木は多分今まで見た中で一番大きい、 暫く見とれていると、木の枝の方に白い小さな影が見えた。 よく目を凝らしてみると、一匹の猫が木の枝の上で震えていた。 「え!?美尋!!」 私は居てもたっても居られず、中庭の方へ走った。
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