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校長室を出た後一通り説明を受けつつ昇降口まできた。
「まあ一年は明日からだからな、今日は帰ってゆっくり休め!
長旅で疲れてるだろうしな。」
「はい、ありがとうございます。
それじゃあ先生明日からよろしくお願いします。」
先生と別れて昇降口を出た。
辺りは上級生の人たちが各々の部活で汗を流している。
「やっぱり中学とは活気が違うな、俺も明日からがんばらないと」
と一歩足を進めた時、宗助の横に桜の花びらが横切る。
横を見ると、ちょっと先に大きな桜の木があった。
「中庭かな?それにしても見事にでかいなぁ・・・・・・・・・ん?」
よく見ると桜の木の下に女の子が立っている。
上に向かって何かを訴えかけているようだ。
「何をしてるんだろ?」
視線を上にあげるともう一人女の子が木に上っていた。
その先の木の枝には猫がいて、たぶん助けようとして上っているんだろうが・・・・・・
「なんかこの行動・・・・・・見覚えが・・・・・・嫌な予感がする。」
その時には宗助は中庭にむかって走り始めていた。
自分でも良くわからなっかたが、宗助は走らずにはいられなかった。
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