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この状況、俺は知ってる。
もう少しで桜の木の下につく所だった・・・・宗助の予感は的中し足を踏み外した猫を助けようと、
その女の子は木から飛び降りた。
宗助は足に力を入れ一気に走った。
ガシ!!!
宗助は間一髪、女の子を受け止めることができた。
ちなみに猫も女の子が抱きかかえたおかげで無事である。
「ふう~間一髪だったなぁ~、大丈夫かい?」
その時その子を見た宗助は驚きを隠せなかった。
長い黒い髪の両側をリボンで結び、時がたって顔はとても大人っぽくなっているが昔の面影は残っていた。
そう・・・・宗助が彼女を見間違える筈が無いのだ。
「「もしかして」」
二人は顔を見合せて同時に言葉を発した・・・・
「美尋なのか?」
「宗くんなの?」
そう・・・・間違えるはずがない・・・・・・
彼女は・・・・・俺の最も大切な人だから・・・・・・・・・・
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