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「久しぶり!まさかこんなにはやく会えるとはおもわなかった。
彼の腕がさらに力強くわたしを抱きしめる。
私も久しぶりの幼馴染の抱擁に気恥ずかしさを感じたが黙って堪能した。
「でもほんとビックリだよ!?ホントに宗くんなんだ!おかえりなさい!」
その時は単純にうれしかった、幼少のころに遠くに引っ越してしまった仲の良かった幼馴染が帰って来たのだ、嬉しくないわけがない。
それは今さっきまでの悩みを忘れるには十分な出来事だったと思う。
「あの~お楽しみの所わるいんですがぁ、いまいち状況が掴めないんですけど・・」
振り返ると香織が申し訳なさそうに立っている。
かなり居心地が悪そうだ。
そこで冷静になると抱き合ってることがとても恥ずかしい事に今頃気付く。
それはそうだ、放課後とは言えまだ周りには人がいる。
急に恥ずかしくなり顔があつくなってきた。
慌てて離れて香織に説明する
。
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