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「ちち違うの!何が違うか分かんないけど・・・うわぁぁ何言ってんの私!?」
「うわぁぁ!落ち着いて美尋!」
なんてかっこ悪いんだろう・・完璧に取り乱してしまった。
香織は必死にただ彼が何者なのかを聞きたかったと私に説明する。
自分でも何でこんなに取り乱しているか分からない・・・
「ははははははは!かわらないな美尋は」
あたふたしている私を見て宗助はお腹を抱えて笑っていた。
そんなに笑わなくても良いではないか。
だんだんと怒りが込み上げてきた。
「もう!そんなに笑わなくてもいいでしょ!?」
いくらなんでも笑いすぎな幼馴染に怒鳴る。
それを聞いてまだヒーヒー言っているが、必死に笑いを堪えながらごめんごめん、と謝ってきた。
「いやぁ~あまりにも変わってないもんで嬉しくってさぁ ~」
「それにしても笑いすぎよ!」
ぷいっとそっぽを向く。
「ごめん、ごめん、あ!そうだ!はじめまして、俺は椚宗助って言います」
「あ!私は清水香織です。よろしくね!」
いきなに話を振られてもさすがは香織・・・全く物怖じしない。
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