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なんだかんだで私たちは三人で帰っている。
「美尋はほんと良く木から落ちるんだよ、さっきは完璧なデジャヴだったなぁ」
「あはは!昔からやんちゃだなぁ~美尋」
二人はすぐ打ち解けたようで今は楽しそうに小さい頃の私の話で盛り上がっている。
はい。爽やかに人の汚点を楽しそうに話さないでください。
「そのたんびに俺が助けてたんだけど、まさか会って早々助けることになるとは思わなかったなぁ~」
腕を組んでうん、うん、頷いている。
いろんなことを思い出しているんだろう。
しかしこれ以上昔をほじくり返されても堪らないので話題を変えることにした。
「と、ところでさ、何時こっちに帰って来たの?」
とっさに出た質問だが、それは最初から思ってた疑問だ。
それに何でうちの学校にいたのかも気になる。
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