この季節はやたら花粉が舞っている

3/6
前へ
/42ページ
次へ
佳織「美尋~早くしないと学校遅刻しちゃうよ~?」 家まで迎えに来てくれた佳織が笑顔でせかしている。 朝から元気やね・・あんたは・・・ 美尋「ごめんごめん、朝は苦手な上に昨日よく眠れなくてさ。」 佳織「お!あれでしょ?黒木先生のこと考えて眠れなかったんでしょう? うんわかるぞ美尋のことは何でも!!みなまで言うな!」 いや何にも言うつもり無いし てかなんて良い顔を・・ そんなに嬉しいか!? 確かに昨日は先生の事を考えてた・・たいした会話もかわしてない・・でも今までに無い経験・・・あの胸の高鳴りは何なんだろう・・・ 私のこれまでの人生の中で、男の人の前であせった事は無い・・今まで会った人たちとどこか違う、不思議な人・・・・ でもこの気持ちが恋と問われても・・私にはわからなかった。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加