この季節はやたら花粉が舞っている

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「よかった!・・ほんとによかったよ~!!!」 きっとすごい心配してくれたんだろう・・ かおりはその可愛い顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら私にすがり付いてくる・・ 「心配かけてごめんね? でももう大丈夫だから、何処も怪我してないし泣き止んでよ。」 ひっくひっく良いながら私から離れる。 すると先生が私達に手を差し出してきた。 「ほら二人とも取りあえず立ちましょうね、・・・まわりの人がすごい見てますよ?」 言われて気付いたが周りに人だかりが出来ていた。 われに返って赤面でたちあがった。 うぅ・・視線が痛い・・・・ 「まあ朝から歩道で女の子二人が抱き合ってたら、目立ちますよね」 「言わないでください!!」 恥ずかしくて思わず声を張り上げた。 きっと今も顔が真っ赤だろ。 この人の前ではいつも赤面のような気がする。 そして佳織はまだぐずりながら一行に私から離れようとしない(汗 うぅ・・視線が・・
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