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何にせよ、子供に心配を掛けさせるなんて、私ったら最低だわ。
「あのね、私、別に具合が悪いわけじゃ…」
「ここで休んでいけばいいよ、お姉さん! ね、兄弟」
私の言葉を遮るように、ディーがそう言うと。
「良い考えだよ、兄弟。僕たちがお姉さんの看病をすれば、お姉さんも元気になるよ」
ダムが笑顔で同意した。
「そうだね、兄弟。そうすればお姉さんと一緒にいられるし、仕事もサボれるよ!」
「いやだなぁ、兄弟。僕たちは具合の悪いお姉さんの看病をするのだから、サボリじゃないよ。だってお姉さんはボスの大切なお客さんだもの」
「さすが兄弟。頭が良いね。お客の相手も門番の立派な仕事だよね」
「そうだよ。だから僕たちがお姉さんと一緒にいても、給料は引かれないよ」
私に構わず、双子は話し合っている。
―…全く、とんでもない子達だわ。
自分達の仕事をサボる口実に、どうしても私の具合が悪いという方向で話を進めていきたいらしい。
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