†第一章†未熟な剣(つるぎ)

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「レナの様子は良好…問題無しっと…」   始まりは地球連邦研究所の一室からだった。   私…栗栖川 彩音は常人では考えがたい程の資料を机に広げて珈琲を飲みながら目を泳がせていた。   資料の内容は【ProjectR】 正直、見飽きた言葉だ。   レナ開発の責任者兼保護者になって5年経つがこの【ProjectR】と言う単語を見なかった日は一日もない程。   誰か私に変わってくれる人がいたら喜んで譲りたい。   ?「栗栖川主任、失礼します!」   と思ってる傍から… どうせ仕事だろう   と思いながらも私は返答する。   「はーい…開いてるから入って」   ウィイーンと自動扉が音を立て開く。
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