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博斗の、傍にいたい。
そう、純粋な願いを、
博斗に伝えた。
なのに。
博「……無理すんな。」
美「無理なんてっ…」
また強がろうとしたら、
私の震えた肩を
震えた腕で博斗はギュッと
強く抱きしめた。
博「…もう、ええよ……。」
美「……っ」
博「もう、ええ。」
美「っ…嫌だぁっ…!」
博「もうええから、
俺の事は
捨ててくれ。」
美「いやっ……
そんなの無理っ……」
博「頼むからっ……、
お願いやから………
俺のこと、
もう、 捨ててや。 」
そんなこと言わないで。
あなたの、冷たく寂しい涙が
肩に当たるじゃないか。
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