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「ええ、お礼なんて必要ありません。
全力で戦ってあなた達を敗北させる……それが私の望みですから」
メルとクリスはお互いに顔を見合った後、同時に踵を返して自分の居場所に帰っていく。
他の人が聞いていたら嫌味にしか聞こえない会話だったが、二人は清々しい表情で歩いていく。
そしてメルが控え室に戻ってくるのを見計らっていたかの様なタイミングでアナウンスが流れ、ゼロ達は武闘場に向かう。
そして武闘場に入る扉の前で一人の男子生徒がゼロ達に声を掛ける。
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