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「ゼロ……お前って鬼だな」
「そんな事ありませんよ?
あっ、顔に黒い悪魔が!!!」
「ぎゃんっ!!!」
シンはゼロに背中を蹴られ壁に鼻をぶつけた。
結局この日というか、この日以降、理事長がゼロの部屋を訪れる事はなかった。
そして少し時間を遡りメル。
メルはこれから暮らす寮の自分の部屋の前に立っている。
そしてワクワクしながらドアを開けて部屋の中に入っていく。
「広……ここで今日から暮らすのね」
メルが部屋の豪華さに少しの嬉しさと不安を感じていると、部屋のドアが開いて1人の女の子が入ってくる。
「あっメル!!!」
女の子は部屋に入るなりメルの名前を呼んで驚きと嬉しさの混ざり合った表情をしている。
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