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「えっ……ミオ!!?」
ミオと呼ばれた女の子は淡い蒼のショートカットで短くカットされた前髪から黒い大きな瞳がメルの姿を捉えている。
ミオは活発な女の子で、メルとは魔法学園初等部からの友人だ。
「メルと同じ部屋なんだ!!」
「そうみたいね、知らない人と一緒に暮らすよりはいいわね」
「何か不満みたいに聞こえるわよ?」
ミオはメルが嫌なのかと思って訊ねる。
「私はパパと一緒がいいのよ」
それを聞いたミオは『なるほどね』と納得してしまう。
それと同時にその一言で納得させるメルに、ミオが若干の感心と呆れを感じたのは内緒だ。
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