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【囚われた蝶 見初められた蜘蛛】
遥か昔、この世がお伽話と呼ばれていた時代の物語。
数多の種族が棲息する弱肉強食の連鎖の中で、天(そら)を征する龍族と地を征する人間族が大規模な戦争を起こしたのが全ての始まり。
天に附くか？地に附くか？
様々な想いが渦巻く種族の中で小さな争いが起こり始める。
そんな中、蝶の羽根を持つ羽揚(はよう)族が蜘蛛の力を胎内に宿す空霊(うつりょう)族に反乱戦争を仕掛けた。
語り継がれた歴史の裏側で渦巻いた想いは、また新たな歴史を生み出す。
さて、戦争で全てを失った少年と、彼の全てを奪った青年がその後どうなったのか…。
新たな出会い、悲しみの連鎖、本当の想い。
彼らに未来は、在るのだろうか…？
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