出会い

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─── ───── ───────── 数日後、電話が鳴り、8月から家の近くにある学童保育でのアルバイトが正式に決まった。 自転車で15分。歩いて30分。 隣りの学区の小学校だった。 8月のアルバイトを前に1度顔合わせをしに行くことになった。 18時。 ちらほら帰宅する子どもの姿も見られた。 緊張しながら私はドアから『こんばんは~』と明るく声をかけた。 中にいた子どもが私に気付いた。 「せんせぇ~誰か来たよ~」 先生が私に気付いて歩いてくる。 「あら~こんばんは。よろしくね~中へどうぞ」 優しく迎え入れてくれた。そのおかげで緊張が少し和らぎ、スッと中へと入っていった… プレハブで出来た10畳2間程の小さな造りだった。 ここに一体どのくらいの子どもがいるんだろう… そんな事を考えながら、私は先生と夏休みの予定等を話し合った。 子どもとは… ある男の子がジッとコッチを見ていた。だから私はニコッとほほ笑んだ。だけどお互い緊張していて何も話せなかった。 .
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