写生 PartⅤ

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何もない静かな夜 明かりも音も存在しない 君がいれば こんな苦しみも耐えられたはず でも君はもういない 星の瞬きがとても冷たい 本当はとても熱いのに いっそ僕自身が星になりたい その焔で身を焼き尽くしたい その願いもかなわず ただ空を見上げ続ける この漆黒の空は 全てを飲み込んでいくようだった
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