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俺達はこんなやり切れない気持ちの時、何をすればいいのだろう?
人はこんなやり切れない気持ちの時、何をするのだろう?
俺達の鳴き声はあまりにも小さくて、多くの人には届かない。それでも鳴くしかない時があって、それは途方もない事で、どこか物哀しくて、こんな気持ちを、何と呼べば良いのだろうか。
やがて俺達の体は地を離れて浮遊し、自分の体の軽さを知る。何も詰まっていやしないんじゃないか、そんな思いにとらわれる。そうなのかもしれない。
俺達の周りを走る車があって、無表情の人達が通り過ぎていって、風が吹いていく。俺達はそれを直に感じ、しかし自分はその一部になる事は出来ない。
いつかは彼等が俺に気付く時がくるのだろうか、その逆もまた。
脂っこい肉の塊、甘ったるい菓子のかけら、俺がそれらを取り込んでいって、やはり俺にはこれが必要なんだと思う。
浮遊、この星に拒絶される感覚。
重力は、あまりにもむなしい。
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