舞子

7/17
前へ
/108ページ
次へ
「ああ…考えるだけムダだわ。今日は海を見に来たのよ。ちゃんと景色を見なくっちゃ」 舞子は視線を海へ向けた。 湾に入り込む波は穏やかで低く、霧もなく、遠くの島まで見渡すことができた。 彼女は、ぼんやりと景色だけを眺めていた。 「もしもし…あの~、もしもし…」
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加