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「…冬堂君、が…?」  いぶかしがる日菜子を促し、晶は走った。闇が、果てしなく続いていく。 「早く見つけ出さないと…!」  晶が再び集中しようとしたその時、ふいに、窓の外の異様な光景が目に飛び込んできた。    ――闇が、燃えていたのである。
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