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「晶ちゃん!!」  叫び、足を止める日菜子。  晶も、立ち止まって思わずそれを凝視していた。  ――それは、紛れもなく炎だった。闇に包まれた校庭の一角が激しく明滅し、そこだけが真昼のように明るい光に包まれている。
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