恵 ―夕焼け―

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 ――だが俺は、急に立花の存在が恐ろしくなった。  俺のこれまでの軌跡が、一気に突き崩されるかのような恐怖に襲われた。  自分がこれまで信じてきたもの全てが色あせ、意味を無くし始めていることに気づいた。    だから、だから俺は――…。
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