ワゴンR

4/6
前へ
/114ページ
次へ
しばらくしてから 美優が起きた。 「あ、ケガ大丈夫??」 と聞いてきたので 「ああ。」と 一言返した。 「そっか。 でも無事で安心したよ」 そう言い切ると 美優は泣き出してしまった。 彼女はただ 「豹おいてかないで…」 「豹もう走んないで…」 と何度も泣きながら 言い続けた。 「わかったよ… だけども俺には スピードがないと 生きていけないんだ。 それを理解して もらえないなら もう別れよう。」 彼の口から冷え切った言葉が 返されてきた。 … …… ………
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

237人が本棚に入れています
本棚に追加