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しばらくしてから
美優が起きた。
「あ、ケガ大丈夫??」
と聞いてきたので
「ああ。」と
一言返した。
「そっか。
でも無事で安心したよ」
そう言い切ると
美優は泣き出してしまった。
彼女はただ
「豹おいてかないで…」
「豹もう走んないで…」
と何度も泣きながら
言い続けた。
「わかったよ…
だけども俺には
スピードがないと
生きていけないんだ。
それを理解して
もらえないなら
もう別れよう。」
彼の口から冷え切った言葉が
返されてきた。
…
……
………
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