第一章

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「にゃー」  無機質な鳴き声がする。その主である猫を見上げた。 「……っ」  猫がこちらを無表情で凝視していた。  俺は少し不気味になり早足でその場を後にした。ちなみにキャンディは持ち帰ったさ、もちろん。  夜。  あの猫とキャンディのことがかなり気になっていた。  猫。人に問い掛けたような態度。あれは偶然か?  そしてキャンディ。あんなキャンディは見たことがない。この世の物なのか?考えれば考えるほど混乱する。  そして、一つの答えを出した。
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