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副リーダーはいきなり笑いはじめた
「聞くだけ無駄だな」
ここでひけない。
「根拠は、朝4時まで抗争していた人間いちいち金髪にする理由がありますか?」
いくら気分転換だろうが全員クタクタだったはず。
もし体力があるとしたら抗争に参加してない人間だけ。
「お前の思いちがいも、あるだろう。100%とは、いいきれない。スプレーで吹きかければ簡単だしな」
さすがに的確な解答だ。
「ごめんなさい。ひとつ言い忘れたことがあります」
金髪がどうかなんて 、本当はどうだっていい。
いるはずもない人間が、いる。
「サンは家で寝てますよ」
サンはサングラスをかけた。金髪のメンバーの一人。
当然ここには、いるはずがない。
昨日ケガをしていたからだ。
「じゃー、アイツは誰だ?」
副リーダーがサンの方向をむいた。
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