キラー・ザ・サード

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よくあるパターンだ。視界をわるくして、襲ってくる。 「なによ!何も見えないじゃない」 女性の声がする。 誰かいる。 「ヴォーン」 バイクの音が近づいてくる。 やっぱり来やがった。 「まったく、どんな演出なの」 女は今、自分のおかれている状態がわかってない。 「おい!危ないから道路から離れろ」 バイクの光が見える。 たしかに、この霧じゃ姿なんか、見えない。 「私に命令!?」 何様だよ。人が助けようとしているのに、失礼な奴だ。 「怪我したくないなら、アスファルトじゃない所に行け」 忠告を無視するなら勝手にしやがれ。
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