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ここまで、これば大丈夫。
民家の方には道があまりない。おまけに狭いし。どこにいるかなんて、すぐわからなくなる。
「マジやばいところだった」
塀がたくさんあるからとりあえず、みつからない。大丈夫だろう。
「服が汚れるし。あんた最低だし」
自分のことばかりで、へりくつだし。 親に甘やかされて育ってられたんだな。
「そういえば名前なんだったけ?」
愚痴のあとの質問。会話にならない。
「秋川ナイツです」
名前を聞いたら、いきなり。
「ナイツ!地図あるから、案内しなさい」
沈黙になる。
「・・・・・」
持ってんのかよ(◎o◎)
「どうして言わないんだよ?」
小悪魔以上、女王だよ。
「ナイツ、黙れ」
俺は飼い犬かよ。そんなにMじゃないし。
「いいから地図貸せよ!」
ワガママ姫は素直に渡した。
「私も名前で呼べば!」
照れくさそうに言うワガママ姫はカワイイ。
「姫夏(ひめな)、地図は誰が書いたんだ?」
あまりにも地図が完璧すぎる。まるで上空から見た感じ。
まさかね( ̄∀ ̄)
「私がヘリコプターから、見た映像を書いたのよ」
気にするな。住む世界がちがう。
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