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ゴーストタウンも世界がちがうな。
本当に人が住んでたのか不思議でしょうがない。
周りを見わたすと。廃虚ばかりである。物音ひとつしない不気味だ。
「先から視線を感じるんですけど」
やめてください。今度は何だよ。
「二階の窓から赤い光がでてるし」
直感でなんかの合図だと分かった。
「おい!今から絶対に俺から離れるなよ」
地図は覚えた。暗記は得意だからな。
「私に惚れたんでしょ?」
こいつはゴーストタウンの都市伝説よりある意味恐い。
「俺に付いて来いヒメナ、ハハハ(笑)」
もういいバカになれ。こいつに合わせよう。
「バカじゃないの!はやく行くわよ」
こいつの性格がよめない。
とりあえず出口まで突っ走る。
二人は道路付近まで注意しながら走る。
「どうして急に走りだしたの?」
身を隠しながら、道路が見える位置まで行く。
「黒い車に、こっちの動きがバレている。俺が囮になるから、そのうちに逃げろ」
道路の方から、ゆっくりとライトの光が近づいている。
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