54人が本棚に入れています
本棚に追加
何が狙いだ。
「プーーー」
クラクションが鳴り響いた。
「たぶん隠れても、すぐに場所を特定される」
なんらかの方法で、携帯の電波やトラップセンサー。いろいろ予想はできる。
「ナイツ、短い間だったけど。バイバイ」
確実に俺がやられる設定だな。
やっぱり魔女だわ~。
デスキラーカーね。
「暴きますか!」
ダッシュで道路の方向に走る。
黒い車、フルスモに、グラサンに車の車種はわからない。
「こっちに、おいでなさった」
まるで闘牛だな。
相手は牛じゃないから、バックができるから、避けても安心できないからな。
様子がおかしいな。
こっちに来たのはいいが、バックして止まった。
ヒメナが、車の後ろにを歩いている。タイミングあわせろよ。
「やれるもんなら、やってみろ」
黒い車に挑発する。なるべく、こっちに気がむくようにした。
だが!?
「ナイツ!ガンバレ」
空気もよめないときた。
ターゲットは、多分ヒメナだ。あいつ、何かの偶然で、バレたらヤバイ証拠を見てしまった。
俺だけ狙えばいいのに、ワザワザヒメナが道に出てくるまで、途中で止まっていた。
最初のコメントを投稿しよう!