ゴーストタウン

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もう一つの顔が進学校に通う。勉強がすべての学校。まわりは金持ちばかりで、友達はライバルとしかみてない。 窮屈な学校。 クラスの窓際の席から外の風景をみながら、妄想をしていた。 学校の生徒は宇宙人でボスは校長のハゲヅラーで、すでに学校は侵略されて、人間は僕が一人。 僕は人類、最後の人。 メシアである。 やばい妄想のスイッチがONに、なった。 こうなると話をでかくしないと。 僕はサイコキックをつかう。最強戦士。 「秋川くん。秋川くん」 誰だ?現実の世界にもどさないでくれ。 「今日抜き打ちテストがあるらしいよ」 一人の生徒がしゃべりかけてきた。 抜き打ちとバレてる時点で抜き打ちじゃない。 「教えてくれて、ありがとう」 別にどうでもいい。 いつものことだ。 この学校で金髪にしても。学年3位だったら、見逃してくれるし。 「進学するまでには、なおしなさい」 先生の条件つきだ。 この学校では進学する生徒には、あまく。 不良の生徒はごくわずかいるが、態度がぜんぜんちがう。 外見がいい。頭がいい生徒は、先生もあつかいしやすいのだろう。 ハゲヅラーこと校長の藤二郎の校風は《清く正しく美しく》 うるさいヅラ。 アツイ・ウザイ・バーコード。
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