第四章

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そう編集長が危惧していた出来事が、ついに起こってしまったのだ。 霧が突如渦の様に流れを作り、しばらく回転を続けた後で完全に消滅したのだ。―何だ?いまの現象は。普通の霧があんな動きをするはずはない。まさか、ニュータウンに大変なことが起きているのでは… 渡部は車についているミラーで霧の異常を察知。車から飛び降りると、カメラのシャッターを切りながら一部始終を見ていた。ニュータウンが気になった渡部は、霧が完全に晴れたことを確認して車をニュータウンへと進めていった。
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