第四章

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ニュータウンは見た目は何も変わっていなかった。まだ入居者も少なかった為に、人はほとんど外で見ることも無かった為ニュータウンは普段通り静けさを保っていた。しかし、渡部は何か違和感を感じていた。車は全く通らないし、人の気配が全くない。 ―おかしい。静かすぎる。まるでここに自分しかいないみたいだ…自分しかいない?まさか! 渡部は取材した住民の家を訪ねた。 「ごめん下さい!先程取材させていただいた日売記者の渡部ですが。どなたかいらっしゃいませんか?」 しかし返事は無い。 ―この家はたまたま留守なのかもしれない。他の家を回ってみよう。
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