青森

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翌朝目を覚ますと、娘がアパートの階段で猫と遊んでいた。 「ちょっと、何してんの!早く中に入りなさい!」 「あ、ママぁ、おはよ」 おはよ じゃないわよ。 誰かに見られてからじゃ遅いじゃないの。 その時、娘が持っていたボールを落とした。 「あー」 階段を弾み落ちるボールを猫が追いかけ、娘も猫を追って道まで出てしまった。 「あぶない!」 急ブレーキの音。 私はあわてて駆け寄り、娘を抱いた。 「みーちゃん…美智!美智?大丈夫?」 わあぁぁぁぁん! どこにも怪我はない様子だが、ビックリして泣き出す娘。 「大丈夫ですか!?怪我は…」 車から降りて来たのは、あの店長だった…
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