第一章

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( ´_ゝ`)「外は寒かったろ?ほら、ココアだ」 温かい湯気をあげながら、仄かに甘い匂いを漂わせるそれを彼女に差し出した。 (*゚ー゚)「わあ、ありがとうございます」 華奢な腕を伸ばし、それを受け取り、ふうふうと冷ましながら彼女はそれを口に含んだ。 (*゚ー゚)「あちちっ」 そう言った途端彼女は誤ってカップを落とした。 (;´_ゝ`)「あっちゃああああああ!!」 あろうことか、カップは見事に私の腿に当たり、中身をぶちまけた。 (#´_ゝ`)「てんめ、こんにゃろがあああ!!」 余りにも唐突だったため、つい彼女に怒鳴ってしまった。 (;*゚ー゚)「あっちゃー…ご、ごめんなさいっ」 そう言って彼女は慌てて私に近寄り、座り込んだ。 ( ´_ゝ`)「全く、君って子は……んん!?」 (*゚ー゚)「ごめんなさい…教授…」 どこからか取り出したハンカチで、私の腿を拭く彼女を見下ろした私は固まってしまった。
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