混沌

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各地で戦が始まった頃 ~蝦夷~ 日本最北端の土地、雪のやまぬ蝦夷は戦とは無関係で平和な土地… だった。 やつが現れるまでは… 農民1「いやー今年は野菜がうまそうに育ったべぇ」 農民2「今までは山賊に荒らされてたが、青いお侍が来てから平和だなぁ。」 農民1「そうだなー。 噂をすれば…おーい!青いお侍さん!」 農民2「ほんとだ。おらたちの恩人だべぇ!」 政宗?「…。」 農民1「見てけろ!お野菜がこんなにうま…」 ドスッ 政宗は顔色1つ変えず、刀を農民の心臓に刺した 政宗?「…。」 農民1「がはぁ!あ、青いおさむら…」 ズシュ 政宗は刀を横に振り切った。 ドサッと農民は血しぶきをあげ、倒れた 白い雪を紅く染め… 農民2「う、うわあああああああ!」 政宗?「…。」 政宗は逃げる農民2に刀を投げつけた。 ドスッ 農民「グッ…」 投げた刀は農民の頭を直撃 政宗?「…。」 農民3「どうしただー、こんな朝か…うわあああ!」 政宗?「…。」 政宗は薄く微笑むと刀をもち、村全体を襲い始めた。 数分後、村は壊滅した。 その絵はまさに地獄絵図だった。 真っ白な雪は真っ赤に染まっていた 生存者0人 倒れた農民たちに降る雪は悲しい色をしていた 政宗は村から去った。 政宗は村人の返り血で青い鎧を紅く染め、紫のオーラをまとっていた…。 今の政宗にかつての姿はなかった
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