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~奥州~
誰もが寝静まった夜の森の中。戦国時代に混沌を撒き散らす男とその部下が一人の刀鍛冶を追っていた
刀鍛冶「はぁ…はぁ…!!」
??「その先は崖だ。そろそろ諦めてくれんか?私は追いかけっこは好きじゃないんだ」
刀鍛冶「…お前に渡すくらいなら!」
ブンッ!
刀鍛冶は刀を崖に投げ落とした。
部下1「あぁ!」
部下2「テメェ!」
ドスッ
部下の刀が刀鍛冶の腹を貫いた。
刀鍛冶「ガフッ!」
??「…探しに行ってくれ」
部下「ハッ!」
部下たちは崖を下り始めた。
刀鍛冶「ざまぁみろ…これで…刀が…砕ければ…」
??「卿(けい)は私があの刀になにもしていないと思うか?」
刀鍛冶「…まさか…貴様!」
??「君が寝ている間に刀に練り込ませてもらったよ」
刀鍛冶「そ…んなことを…して…何に…なる」
??「それはこれから分かるだろう。もっとも卿はもう無理だろうが…はははは。」
刀鍛冶「く…そぅ…」
結局刀は見つからなかった。??も部下と引き上げ、刀は迷宮入りとなった。
ハズだった…。
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