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その頃、城に戻る途中の小十郎と部下たちは…
小十郎「(政宗様の用事とは一体…こんな森の中で何があるのだ…)」
考え事をしながらも城に到着。
城兵「小十郎様。」
一人の城兵が小十郎に詰め寄る
小十郎「どうした?」
城兵「見回りに出てた者が森の中で傷だらけで倒れてた男を見つけたようで…」
小十郎「その男は?」
城兵「今は看護にあたってます。一命はとり止めたようですがまだ意識が戻っておりません。」
小十郎「そうか、意識が戻り次第知らせてくれ。」
城兵「ハッ。」
小十郎「…。」
伊達兵「筆頭が心配なんすか?」
小十郎「政宗様なら問題ないと思うが、嫌な感じがすんだよ…」
小十郎の嫌な感じは当たっていた。
あれから一週間、伊達政宗は帰ってこなかった。
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